出演:
発売日
がんばれ、キムタク! キムニイじゃないぜww
さすがに製作側の力の入れようは半端なものではない、1974年版映画をはるかに凌駕する資金も時間も投入された実に贅沢なドラマになっているとおもう、どうせのことならフィルム撮影にするとか、ハイビジョン横長スクリーン撮影だったらともおもいます、横長の画面こそ華麗という表現に相応しいでしょう、
ところが力が入りすぎたためか上海ロケは絵としては素晴らしいが時代を遡りすぎて昭和40年代には見えない、あれでは昭和前期の風景だとおもう(神戸は大空襲を受け復興した町ですから)、成人男子の帽子の習慣も東京オリンピック後には急速に廃れた事も忘れてはならないでしょう、この辺に興味のあるファンは本作とは因縁浅からぬ田宮二郎主演の黒シリーズなど昭和40年代作品を参照すると楽しいでしょう、所々で画面の隅に現れる傷痍軍人は良いとおもう、彼らが何故に町にいるのかに興味のあるファンは周囲の老人に質問してみましょう、
クライマックスの最重要事項である「華族出身の母親」という設定がリアリティを持てたのは時代が降ってもやはり昭和40年代/1970年代前半までということが原作と同じ時代設定での再ドラマ化になったのでしょう、
貫禄でははるかに佐分利信には及ばずとも北王子の父親役は権力者と小心翼翼とした企業経営者像が同居した複雑なキャラクターを見事に演じている、そこで?は木村拓也、彼はいつでもその恵まれすぎたキャリア故に実に満ち足りた幸福感を漂わせてしまう、熱情と怒りと憎しみは素顔のままでも表現できるとおもうが、後半で鉄平が立ち向かわなければならない「なぜ自分はここにいるのか?といった己の存在の哀しみ」のようなものがはたしてどれほど演じられるかが見所になるとおもう、本作のテーマのようなものがあるとすればそれは怒りではなく人生の理不尽さゆえの哀しみだと考えるからです、
なお、鉄平のテーマらしい英語の歌はイーグルスの「デスペラード」です、Eaglesのアルバム第3作やベスト盤に収録されています、
続きを見る≫
[PR]のだめカンタービレ大特集



